ミッション

2021年11月12日

以下のものは、私個人のミッションであるとも考えているものですが、これから生まれるはずの双葉数理技術という会社には、次のようなミッションを持たせたいと考えています。

社会の全体最適化

いきなり大き過ぎる目標を立てた感じはありますが、社会から少しずつ無駄なことをなくしてゆき、誰もが無理なく豊かな暮らしができるような方向へ社会を少しずつでも近づけるような貢献ができればと考えています。そのために、数理技術を役立てたいと考えています。目指すものは一企業としての利益を追求する…というよりは、社会全体の最適化を目指す組織にしたいと考えています。

数理技術の探求

私の考える双葉数理技術の中心的なミッションは「現実の問題を通して、統計解析・機械学習・深層学習・最適化といった数理技術を探求する」ことです。同じような志を持つ人たちを集めて、現実の社会の問題をよりうまく解決できるような企業を形にできればと考えています。そして、我々自身ももっと深く、広く、数理技術を理解し、探求し続けることができればと思っています。

数理技術のホワイトボックス化

ただ、こうした企業が優秀な人たちをかき集めて、さまざまな社会の問題を解決できるようになったとしても、最終的にそうした技術をクライアントたる事業会社様へ定着させることができなければ、これはクライアント企業にとっては喜ばしいこととは言えないように思います。

クライアント側にしてみればいつまでも肝心の部分を外の会社に握られることになってしまい(ある種の独占状態)、その握られている部分は永久にブラックボックスのままになってしまいますが、私はそうしたブラックボックスの部分がなるべく少なくなるようにしてゆきたいと考えています。

できる限りクライアントにも透けて見えるような形で問題解決ができるようにしておき、そこから先はお客様自身が継続的に開発ができるような情報提供や学習機会の提供を行ってゆきたいと考えます。なぜならば、最終的に問題と現場で向き合い、問題解決に執着を持っているのは、事業会社様自身であると考えるからです。

クレバーな技術がパッと問題を解決してくれることもありますが、現実の問題を解決しようとすれば、やはり最終的には誰かが泥臭い部分も含めて腰を据えて付き合う必要があります。そして、長い時間をかけて、その泥臭い部分に向き合うことができるのは、やはりそうした現実の問題の解決に執着を持っている人なのではないかと考えるからです。

私個人の見解ではありますが、100点満点のブラックボックスを特定の企業が握るよりは、80点のホワイトボックスをできるだけ沢山社会にばら撒いた方がより速く社会全体の最適化ができる…と私は考えています。

世の中にはさまざまな執着を持つ人がいます。「どうしても病気の人を救いたい」、「どうしても美味しい果物を作りたい」、「どうしても再生エネルギーを普及させたい」…そういうさまざまな執着を持つ人の助けになりたいと私は考えています。

私自身もまだまだ未熟かつ、学ぶことの方が多い日々ではありますが、私の経験や知識が少しでもそうした人たちが手助けになることができれば幸いです。

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